新築編 チェックポイント16

屋根の形状と種類。瓦派?コロニアル派?


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屋根は建物の「顔」でもあり、雨、風、陽射しなどを遮るために、外部に面して建物を守る
役目を持つ主要構造部です。家のデザインだけではなく、計画地の気候風土にも
配慮して計画しましょう。

屋根の形状

屋根の形状は単純なほど雨漏りしにくく、工事費も安価ですが、
形状が複雑、勾配が急になるほど工事費は高くなります。
屋根の種類は、形状や特徴から次のように大きく分けることができます。


新築物語  切妻屋根【切妻屋根(きりづまやね)】

本を開いて伏せたような、棟を頂点に左右に傾斜した屋根。
(棟とは屋根の勾配が交わった最も高い所をいいます)



新築物語 寄棟屋根【寄棟屋根(よせむねやね)】

大棟から四方に向かって傾斜した屋根。
(大棟とは屋根の最も高い部分の水平の棟をいいます)



新築物語 宝行屋根【方形(宝形)屋根(ほうぎょうやね)】

屋根の最も高い点から四方へ傾斜した屋根。



新築物語 入母屋屋根【入母屋屋根(いりもややね)】

上部を切妻、下部を寄棟にした結合形の屋根。
(入母屋屋根の建物を入母屋造りといいます。)



新築物語 陸屋根 【陸屋根(ろくやね)

 ほとんど傾斜のない平らな屋根。
 (陸とは水平なことや平坦なこといいます)



新築物語 片流れ屋根 【片流れ屋根(かたながれやね)】

屋根の最も高い部分から一方向に傾斜した屋根。






屋根葺きの種類

屋根葺きとは、屋根を板・瓦・茅で覆うことをいい、それぞれの材料には雨漏りを
防ぐための、適切な屋根勾配(水勾配)が決まっていますので、屋根勾配に合わせた
材料と葺き方を選びましょう。
材料は瓦、金属板、スレート瓦と大きく分類されます。

【瓦】
瓦は日本の伝統的な屋根葺き材料で、粘土を高温で焼いて作ります。
耐久性、耐火性に大変すぐれていますが、材料自体が重いので構造上の注意が必要です。
形により日本瓦(和瓦)と洋瓦に分けられ、製法、焼き方もいぶし瓦、塩焼瓦、釉薬瓦、
無釉瓦などがあり仕上がりも様々です。

【金属板】
金属板の特徴は、軽さと自由に屋根の形を造ることができる点です。
材料そのものには断熱・保温性はありませんので、断熱材をいれることによって補います。

ガルバリウム鋼板
アルミと亜鉛の合金でメッキした鋼板です。
アルミの耐久性と亜鉛のもつ優れた腐食防止の作用などを合わせ持っています。
メンテナンスも容易なため、外壁にも使われています。

カラー鉄板
鉄板に錆止め加工を施した耐水性、不燃性に優れ、色の種類も豊富な材料です。


【スレート瓦】
天然の粘板岩を薄い板状に加工した天然スレート板や、石綿とセメントを混ぜ合わせて
加工した石綿スレート板があります。現在では粉塵公害考え、石綿に変わる繊維を使う
商品が各メーカーより出ています。
日本瓦より軽く、耐震性や耐久性にも優れ、色の種類も増えており、和風、洋風を選ばず
使用できる材料です。

『出典:ザ・ハウス@住宅知識』


コロニアルが良いのか?それともやはり瓦?

決定的な違い  瓦⇒重い コロニアル⇒軽い
阪神大震災の時に、瓦の重みで家が揺れに支えきれず倒壊したり
落下した瓦で怪我をしたりして問題になり、コロニアルが注目され始めました。

コロニアル(スレート葺きの1つ)

新築物語 コロニアル屋根

メリット
○素材が軽い為、もし落下したとしても人が大怪我することはありません。
○色や形状などの色々なバリエーションがあり、住む人の好みが反映できます。

デメリット
○塗装の劣化が意外と早く、色があせるだけではなく、雨漏りの原因となります。
○状態にもよりますが、10年くらいで塗り替えが必要な状況になります。



メリット
○ストレート瓦など一部の瓦は塗り替えが必要な場合がありますが基本的には
  塗り替えの必要は無い。
○補修が一枚から出来てメンテナンスもほとんど必要ない。

デメリット
○重い素材の為、建物に負担がかかり、地震には弱いといわれています。

瓦もコロニアルも一長一短ですが、専門家も「耐震性の面ではコロニアルのほうが良い。」
とか「メンテナンスや耐久面で瓦のほうが良い」と意見も分かれているのが現状です。

結果的に家の外観のイメージに合うか合わないかや施主の考え方で、屋根材は
判断していくしかないと思います。

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